経営方針

社長メッセージ

株主・投資家の皆さまへ

 株主の皆様におかれましては、日頃より格別なご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 このたびの令和6年能登半島地震により被災されました皆様に心よりお見舞い申しあげますとともに、一刻も早い復興をお祈り申しあげます。
 さて、当社グループは、3ヵ年中期経営計画「ローリングプラン(2025年6月期~2027年6月期)」を2024年8月に公表いたしました。同計画では、グループ社是および経営理念に基づいた経営の継続とともに、中期テーマに「成長と更なるイノベーションの創出」を掲げ、「顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充」「多様な人材の成長と活躍」「サステナビリティ経営の強化」を重点分野として積極的な事業展開を図ってまいります。業績目標としては、2027年6月期には売上高31,709百万円以上、営業利益2,798百万円以上、営業利益率8.8%以上の達成を目指します。
 当社グループは今後も、業績目標の達成はもとより、高い水準のガバナンスやサステナビリティへの取り組み等に励み、企業価値を一層高めてまいる所存です。今後ともご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2024年6月期概況および2025年6月期見通し
 2024年6月期は売上高は期初見通しを上回る22,029百万円(前期比14.3%増)となりました。また各利益につきましては、営業利益は1,670百万円(同14.7%増)、経常利益は1,743百万円(同19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,224百万円(同21.2%増)となり、売上高・利益ともにそれぞれ過去最高となりました。
 今後につきましては、物価上昇や為替変動、中東やウクライナをめぐる情勢等の影響が懸念され、経済環境は不透明な状況にありますが、企業における競争力と成長力の強化に向けたデジタル革命や業務効率化などへの取り組みは継続されると考えられることから、IT投資は拡大するものと判断しております。当社グループは企業におけるDX推進のためのクラウド関連サービスやデAI関連等を注力領域として、ビジネス基盤の強化を継続的に行ってまいります。
会社分割による持株会社体制への移行について
 当社グループは、2025年1月1日を効力発生日として会社分割の方式により持株会社体制へ移行する方針としております。持株会社への移行により、機動的かつ柔軟な意思決定を可能にするグループ運営体制を構築し、当社グループの成長加速に取り組みます。具体的には、持株会社は、グループ全体の経営戦略、M&A戦略、ガバナンス強化などの推進を、事業会社は、既存事業の成長と収益力の強化および新たな事業領域への進出と収益モデルの多様化に加え、経営を有為な人材に担わせることによる次世代の経営人材の育成を行ってまいります。
2024年8月
代表取締役社長