シンクライアントソリューション
クライアントPCにアプリケーションをインストールせず、データも持たない「シンクライアント」は、クライアント管理の効率化を図るほか、情報漏えいを防ぐセキュリティ対策として非常に有効です。
システムサポートではお客様の利用形態、規模、目的に最適なシンクライアント環境を、ご提案し、検証、導入、保守をワンストップでご支援致します。
セキュリティ対策だけではない現在のシンクライアント
シンクライアントと言えば強固なセキュリティ対策としてのイメージが強いですが、最近は「クライアントにデータを置かない」ことで、以下の導入効果をもたらすものとして、導入を希望するユーザ様が増えています。
- クライアントPC管理
クライアントPC個別のセットアップやバックアップが不要なため、クライアントPC故障時はもちろん、新規クライアントの用意時や災害時にも代替クライアントPCがあれば、すぐに業務を再開できます。
さらに、利用端末を特定しないため、フリーアクセスによる業務効率化にもつながります。 - 情報共有
クライアントPCに業務ファイルを置けなくなるため、保存時はネットワーク上に置かざるを得ません。結果的に、情報共有化を推進できます。
- IT資産管理
クライアントPCへ個別にインストールすると管理が煩雑になりがちなライセンス管理も、サーバー側で一括管理することで、ライセンス数、ライセンスルール違反の管理、利用者の限定を行いやすくします。
- セキュリティ対策
情報持ち出しを防ぐためのデバイス制御は言うまでもなく、持ち出しPCをシンクライアントPCやタブレット端末に置き換えることで、紛失時のデータ流失も防ぎます。
お客様の課題や運用要件に合ったシンクライアントの実現方法
クライアント資産がすべてサーバに集中するため、シンクライアントシステムでは、運用要件に始まり、お客様のシステム利用環境やメンテナンススキル、シンクライアント化による運用制限の許容範囲など、様々な点から検討し、実現方法、本当に必要な可用性、実現範囲、実現要件を決定することが大切です。
システムサポートでは特定のソリューションを一元的にご提供するのではなく、お客様ごとに最適なシンクライアントシステムをご提供しております。
提供方式
- サーバーベース方式
サーバ上のアプリケーションへクライアントPCが接続してアプリケーション利用する方法です。方法によっては、クライアントへ配信するタイプのものもあります。
管理対象が主にサーバ中心となるため、ライセンスとクライアント管理に関して大きな効果がありますが、アプリケーションによっては、この方法で利用できないもの、利用に向かないものもあります。 - 仮想デスクトップ方式
サーバ上に作成された仮想デスクトップへクライアントから接続してデスクトップ利用をする方法です。従来のサーバベース方式に比べ、仮想化によりサーバリソースの率の良い分配が可能になったため、利用者はアクセスの増加時に負担を感じることが比較的少なくなります。ただし、仮想デスクトップのメンテナンス対象数多い場合には、管理増になる場合もあります。
- ブレードPC方式
ブレードサーバ上に作成されたデスクトップ領域に接続して利用します。ブレードサーバ上に作成することで、高いパフォーマンスでクライアント業務が行えます。画像加工業務やCADによる設計など、クライアントの性能を問う場合に向いています。
実現には比較的高コストとなり、費用対効果を検討する必要があります。
関連サービス
- サーバ、デスクトップ仮想化
VMware® vSphere™ 、Microsoft® Hyper-V™など
- アプリケーション仮想化
Citrix XenApp™、VMware ThinApp、Microsoft RemoteApp™など
- セッション管理、サーバ・デスクトップ管理
Citrix XenDesktop™、 VMware View™、Microsoft VDI Suiteなど