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2024年12月24日

ASCII×マイクロソフト 生成AIコンテスト「AI Challenge DAY」にてグランプリを受賞

 弊社は、2024年11月14日、日本マイクロソフト株式会社で行われた生成AIコンテスト「AI Challenge Day」にて、グランプリを受賞しましたので、お知らせします。

 AI Challenge Day は、ITに関する最新情報を提供する総合メディアASCII.jp と日本マイクロソフトがタッグを組み開催されるハッカソンイベントです。第3回目の開催となった今回は、生成AIを強みとして事業を展開する日本マイクロソフトのパートナー企業8社が参加し、その技術と生成AIの可能性について競い合いました。

■AI Challenge Day -ハッカソンの概要(テーマ、評価方法)

 ハッカソンとは、決められた期間内で、特定のテーマに対し、チームでアイデアを出し合い、アプリケーションやサービスを開発し、その成果を競い合う開発コンテストです。今回のAI Challenge Day は、7日間にわたりシステム開発を行うハッカソンイベントとなり、11月7日にテーマが発表され、11月14日に成果発表が行われました。

【テーマ】
Virtual Online Store Copilot
ECサイトにおける顧客体験の向上と販売戦略策定、意思決定支援アシスタントAIの開発。

ECサイト訪問者向けのヘルプアシスタント
事前に与えられたECサイトについての質問に対する正解にどれだけ近づけられるかを評価AIが評価

顧客フィードバック分析アシスタント
顧客フィードバック分析アシスタント(SNS分析、意思決定支援)を開発

【評価方法】

 弊社は、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)アーキテクチャの精度の高さが8社中1位と高評価をいただきました。またWell-Architected Frameworkに準拠した信頼性/堅牢性の高いシステムの開発、生成AIを使った優れたカスタマーストーリー等、次世代のECサイトのコンセプトを明確に表現したと評価いただき、グランプリを受賞しました。

 弊社の発表内容の詳細は当日のライブ中継のアーカイブ動画からご覧いただけます。ぜひご覧ください。

※弊社発表:1:22:25~

■STSの提供する「Smart Generative Chat」について

 Smart Generative Chat は、Amazon Bedrock、Azure OpenAI Serviceなどの生成AIサービスを用いて、企業内の情報やナレッジをセキュアな環境で効率的に業務活用できるAIアシスタントチャットシステムです。現在数十社に導入されており、文書作成、要約・翻訳、Web情報検索など、さまざまなビジネスシーンでAIが業務をサポートしています。また、社内データを学習させ、生成AIが回答する「Embedding Chat」機能、生成AIの利用をビジネスシナリオに合わせてカスタマイズできる「シナリオ機能」など、豊富な機能を有しており、生成AIとともに、多くのタスクに活用することができます。
 生成AIの企業での利用については、セキュリティ上の問題などがありますが、本システムはユーザーが契約するクラウド上(AWS、Azure等)にユーザー専用の環境として個別にシステムを構築するので、非常に堅牢な環境の実現が可能であり、その他、細やかな権限設定機能、監査機能なども有したシステムの構築が可能です。もちろん入力データが意図せず学習されてしまうという心配はなく、さらにユーザーごとにさまざまなカスタマイズを行うことも可能です。
» https://smart-generative-chat.com/