株式会社システムサポート（本社：石川県金沢市、代表取締役社長：小清水 良次、以下 STS）は、サントリーパブリシティサービス株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：千 大輔、以下 SPS）に、STSの提供するクラウド型シフト管理システム「SHIFTEE（シフティ）」を2022年10月に導入しました。本件ではSTSの勤怠・作業管理システム「就業役者」とのカスタマイズ連携により、シフト作成・勤怠実績の一元管理を実現しました。

　SPSは、サントリーホールをはじめとする全国50か所以上の文化芸術施設（コンサートホール、劇場、シアター、美術館、複合文化施設等）を運営しています。
　SPSではこれまで、各施設で受付やチケット販売等を担うホールスタッフのシフト管理において、オンプレミス型のシフト作成・勤怠管理システム（以下、前システム）を使用していましたが、ハードウェア調達や運用の手間・コストに課題を感じていました。また前システムでシフト作成を行う際には、前システム以外にSPSの人事基幹システムから必要な人事データ（入退社・異動情報など）を手動で取得する必要があるなど、運用が複雑化していました。さらには、各公演・イベント会場の責任者へのシフト共有は紙ベースでの運用となっていたため、シフト変更のたびにシフト表の印刷・郵送作業、照会作業が発生し、シフト管理者等の工数が多く費やされている状況でした。以上のような背景から、コスト削減や運用の効率化を目的にクラウド型のシフト・勤怠管理システムへの切り替えを検討していました。

　これに対し、STSは、SPSの求めるホールスタッフ向けのシフト・勤怠管理機能について現状の課題と要望を整理し、「SHIFTEE」をベースとしたカスタマイズ対応を提案。ホールスタッフ向けのシフト（開催数やスタッフの必要人数が変動する開催日単位でのシフト）に対応するため、公演・イベント単位でのスタッフ募集や勤務エントリー機能に加え、勤怠実績や交通費の登録・管理ができるように「SHIFTEE」へ機能追加しました。また、「就業役者」（STS の勤怠・作業管理システム）とのカスタマイズ連携によって、SPSの人事基幹システムとの人事データや勤怠実績の集計データが「SHIFTEE」と連携できるようになり、シフト作成・勤怠実績の一元管理を実現しました。

■今回の「SHIFTEE」導入で得られた効果

■クラウド型シフト管理システム「SHIFTEE」について

　SHIFTEEは、120以上の要望・改善を組み込んだスマートフォン／タブレット対応の現場志向のクラウド型シフト管理システムです。多数のスタッフの条件を組み合わせた勤務シフトを簡単、効率的に作成し、また導入企業の条件に応じて設定を柔軟に変更できます。
　「シフトを組む条件が多い」、「スタッフから急な変更や休みの要望がある」、「店舗・グループ間で応援要請がある」といった管理者の悩みを解決し、シフトの作成に必要な時間の大幅な削減が期待できます。

» https://www.shifteeapp.jp/

●サントリーパブリシティサービス株式会社について

　SPS は、1963 年の創業以来、人と企業、人と文化、人と地域をつなぐ接点の場で、独自の価値を創造することに取り組んでまいりました。人々の心豊かな生活と、地域の活性化に貢献する音楽ホールや美術館などの 5０ か所以上の文化施設の運営で培ったノウハウを元に、人々が集い、愛着・興味・関心を生み出す「イベントのプロデュース」や、組織と人の成長を促す「研修企画・運営」、施設の価値創造・向上につながる「施設運営トータルプロデュース」業務を展開しています。

●株式会社システムサポートについて

　1980年の設立以降、ITシステムの企画から開発、運用・保守をワンストップで提供。近年ではデータベースやクラウド基盤、ERPパッケージなどの分野での技術力を強みとしています。オリジナルパッケージとしては、建て役者（建築業向け工事管理システム）やSHIFTEE（クラウド型シフト管理システム）、就業役者（勤怠・作業管理システム）を開発・販売。お客様のICT環境を支援するサービスを幅広い業界で提供しています。

※記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。