STSストーリー

STSストーリー:大阪府立岸和田高等学校 様 - iPadアプリケーション開発のノウハウを活かし、学びの現場で授業支援を。

最初のきっかけは、以前手がけた案件。
その実績が評価され、新たなお客様へと繋がった。

後藤田:最初に、今回のアプリケーション開発用教材の案件につきまして、当社を採用していただいた経緯をお聞かせください。

奥野:はい。実はちょうどその頃、SSH(*1)指定校として学校でiPadをどう活用していくかという指針を模索していた時期で、その一環として課題授業で生徒にiPadのアプリを作らせてみたいと考えていたんです。でも、こちらはアプリ開発の専門知識もないし、どのように取り組むべきか検討していたところ、大阪私学教育情報化研究会が行っているプロジェクトで『iPadではじめるe-授業』という講習会があることを知り、何かしらのヒントを求めて参加したんです。その際に関西大学高等部の江守先生と面識を得まして。

鈴木:実は私は関西大学出身なんですが、私の所属していたゼミでは高校に学生を送って情報に関する授業の研究を行うというプロジェクトがあり、その時に私もプロジェクトに関わってやり取りを何度か行っていたので、江守先生のお名前も知っていました。

奥野 直人 様
大阪府立岸和田高等学校
教諭 SSH副主任

奥野:そうそう、「こういう講習会がある」と教えてくれたのも鈴木だったんです。そこで江守先生に、iPadアプリ開発に関してどなたか専門家を紹介していただけないか、と打診したところ、すぐに御社の福島さんの名前が出てきたんですよ。 福島さんは関西大学高等部さんのシステム関連をいろいろ手掛けている方で、その方に生徒向けのアプリ開発についての授業をしていただいた、とお聞きし、じゃあ、それと同じことを当校でもやっていただけないだろうかと考えて、その場ですぐに連絡を取っていただいたんです。

福島:確か、ご連絡いただいたのが今年の4月ぐらいでしたね。お電話をいただき、後日改めて訪問して、内容などについて打ち合わせをさせていただきました。
お話をお聞きした時は、実際に予定されている時まで1ヶ月切っているような時期だったので、一番必要なのはスピード感でしたが、当社ならそのスピードでいけるかな、とまず考えましたね。それに、関西大学高等部様の時はテキストの構想、作成を含めて1ヶ月以上かかったんですが、今回は4月の時点でその資料がありましたから、自信を持ってお話しさせていただくことができました。

後藤田:なるほど、以前の実績があるから、それをベースに調整してご採用していただいた、というところですね。

奥野:ええ、福島さんは実際に教育現場に入って授業を行われた実績があるし、なおかつ江守先生も高く評価されているようにお見受けしたので、こちらとしても安心感がある。それが決め手になりましたね。
実際、打ち合わせに来ていただいてお話も良く分かったし、関西大学高等部さんの経験も踏まえて当校なりの要望も加味していただけるということだったので、お人柄も含めて即決しました。

鈴木:アプリを開発するというのは私たち自身も経験がないことなので、安心してお任せできるというのは大きかったですね。
それに今回手掛けたアプリ「じゃんけんゲーム」なども、高校生にも親しめる内容でしたし、専門知識がなくても技術を学べるように考慮していただいた点はありがたいと思います。

後藤田 智
システムサポート大阪支店
支店長

後藤田:ありがとうございます。
ちなみに、iPadを授業に取り入れるというのは、やはりSSH指定校という背景があって、科学技術人材を輩出するという目的があっての試みなんでしょうか。

奥野:そうですね。
ただSSHの指定を受けるにおいては、学校独自の取組みや特色を出さないといけないんですよ。当校の場合、その特色にあたるのが『解体新書』の初版本や『学問ノススメ』などの貴重な書籍、絶滅動物のはく製など、数多く保存されている古い文化財なんですが、これらはどちらかというと社会学、人文科学に属するもので、サイエンスと結びつけるのは難しい。でも、例えばこれらを電子書籍化したりWEBコンテンツとして活用したりすることで、サイエンスとの関わりが出てくるのではないか、と考えたわけです。
古い文化財を題材に取り上げ、最新の技術やツールを使ってサイエンスの分野で活用する、いわゆる「科学の温故知新」と我々は言っていますが、その考え方を基調として、当校独自の資料を電子書籍やアプリ開発という形でiPadを使って授業に活用し、結果的にサイエンスリテラシーを高めるというテーマに結び付けることができたのではないかと思います。

*1)SSH:Super Science Highschoolの略。科学技術や理科・数学教育を重点的に行い、技術立国日本を担う人材育成を目的とした高校として文部科学省に指定された高等学校。

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