STSストーリー

STSストーリー:北陸信用金庫 様 - シンクライアントシステム導入を通じて提案から保守まで、新たなトータルソリューションの展開を。

全国的にも事例が少ない製品の導入。
ぜひ成功させたいという思いは強かった。

田圃:一次導入時に担当された森内さんの方では、当時を振り返ってみていかがですか?

森内 勇八
システムサポート ICT事業部
イノベーションサービス部

森内:はい、私はHyper-V™という製品自体は知っていたんですが、会社のノウハウとしてはやはりHyper-V™よりVMware®の方が強くてお客様への導入事例もあったんです。そういう意味ではHyper-V™ 2.0という全国的にも事例が少ない製品を扱うことへの緊張感は大きかったですね。それでも、ぜひとも成功させたいという思いで取り組みました。

田圃:当時の思い出などはありますか?

森内:そうですね。製品自体のノウハウはなかったんですが、過去のサーバベース方式のシンクライアントシステムの知識と会社の知識を合わせて活かせたらという思いが一番強かったですね。
お客様からヒアリングした使い方や運用面でのお話については、過去のノウハウが活かせたんじゃないかなと思います。まあ、Hyper-V™は英語仕様の製品なので、ドライバ(*1)一つ変えるだけでOS自体が英語モードに戻ってしまうという現象もあったり、そういう想定外の課題がいろいろ出てきて少々苦労しましたけど。

岡橋:その割に、AD(*2)の移行はすんなりいきましたね。

森内:そうなんです。一番の課題はやはり移行の切り替えだったんですね。
どのお客様もそうですけど、切り替えの時に失敗すると影響が大きいですし、お客様の運用を止めないという点が一番重要ですから、リカバリ方法(*3)も考えて特に気を付けていました。それで、なるべくリスクを減らすために、AD移行とシンクライアント移行の二段階で進めさせていただきました。
両方とも事前に内部で検証を取って必ず成功するという状態にしてから移行しましたので、特に大きな問題はなかったですね。

田圃:今だから言えるあんなトラブル、こんなトラブルみたいな話は…?。

森内:大きなトラブルはなかったんですが、導入後にサーバで時々OSが立ち上がらない問題があったと思います。あれは解決するのに時間がかかりました。
結局、Hyper-V™にMicrosoft®の修正プログラムを当てて直すことになったんですけど、導入当時にはその修正プログラムが出ていなかったために多少時間がかかってしまって。ある程度よく使われている製品であれば既に修正プログラムも多く出ているんですが、新しい製品の場合には導入後のメンテが大事だということを改めて認識しました。今後の課題ですね。

岡橋:Windowsのアップデート的なものなら我々も把握できるんだけど、Hyper-V™のそういう点までは我々には分かりませんから、そうなってくると「これからも管理をお願いします」という話になりますよね。

森内:修正プログラムを当てるにしても動作確認を取らないといけないので、手動で判断しながら進めるのが一番安全だと思います。

岡橋:そうですね、修正プログラムが出た時にそれを予防的にかけられるような体制というか情報というか、そういったものを御社に提供していただければ、それが安定稼働につながると思います。特に今、二次導入でサーバが増えてくるとね。そういう体制を今後整えていただけるとありがたい。

田圃:実際、一次導入して使っていただいて、ご感想はどうですか? 管理される上で以前と比べて変わったところや楽になったところとか。

岡橋:楽になった面と面倒になった面があるね。
例えば何かプログラムをインストールしようとした時には、サーバベース方式のシンクライアントシステムの時はサーバ単位でやればいいから楽だったけど、今は仮想PC全部に対してインストールしないといけない。まあ、使い方に関しては年配の人間にも簡単に使えて、インターフェースも特に問題はないし。

田圃:クライアント面では、認証が指紋から指静脈になりましたが。

岡橋:あれはね、ATM自体が将来的には全部指静脈認証になるから、ちょうどいい事前準備になる。
以前の指紋認証だと、水仕事などで薄くなってる女性の指紋は読み取りづらいとか、男性の脂性の指はだめだとか、そんな問題もあったけど、指静脈だと確実に認証できるようになった。


*1)ドライバ:アプリケーションソフトウェアに対して、入出力デバイスといったハードウェアを制御する機能を提供するためのソフトウェア。
*2)AD:Active Directory®(アクティブ・ディレクトリ)。Microsoftによって開発されたディレクトリ・サービス・システムの名称で、ユーザやコンピュータを統合的に管理する仕組み。
*3)リカバリ:バックアップ取得時の状態、過去の正常な状態に戻すこと。

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